【北京・坂本信博】ゲーム産業に対する統制を強めてきた中国政府が今月、9カ月ぶりに新作ゲームの販売を認可した。新作公開の承認が下りない異常事態が続き倒産やリストラが相次いでいた業界には朗報となったものの、青少年のゲーム依存症に危機感を募らせる政府の厳しい規制方針は続くとみられ、先行きは不透明だ。

中国ではゲームの販売やオンラインサービス公開の際、当局側による審査と承認が必要になる。「版号」と呼ばれる認可を取得し、メディアを管轄する国家新聞出版署のリストに掲載されて初めて、事実上の販売許可が得られる。

従来は毎月1回程度、新たに公表されてきたリストが、昨年7月22日を最後に更新されないままだった。しかし、今月11日になってようやく、スマートフォンやパソコン向けの新作ゲーム45作品を掲載したリストが公開された。ただ、以前は毎月80〜100本超の新作が認可されており、審査のハードルが上がったことがうかがわれる。

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西日本新聞 2022/4/15 6:00 (2022/4/15 11:01 更新)