[ロンドン 20日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は20日、産業界や企業幹部と行ったビデオ会議で、欧米諸国の制裁に対抗するため国内金属業界の構造改革を呼び掛けた。

工場や住宅建設、インフラ整備を進め、国内の金属消費を拡大すべきだと指摘。「金属の国内需要を支えるため、長期事業を開始し、その効果が経済全体に波及するようにすべきだ」と説明した。

ロシアはアルミニウム、ニッケル、銅、鉄などの金属の主要生産国で、年間の輸出額は数百億ドルに達する。金属業界は通常職を得るのが難しい地域で多くの人々を雇用している。

さらに、ロシアがウクライナでの戦争で戦車や車両などを失う中、金属業界は国内の重要な産業となっている。

プーチン氏は「ロシアの金属製品の生産と供給の構造を変えなければならない」と指摘。産業能力と国内で生産する製品の拡大を呼び掛けた。

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