※5/6(金) 20:19山陽新聞デジタル

 岡山市の建設会社でベトナム人技能実習生の男性(41)が約2年間、複数の日本人従業員から暴行を受け、骨折などした問題で、会社と、実習先を監督する監理団体(同市)が男性に謝罪し、慰謝料を支払うことで示談が成立したことが6日、男性を保護した労働組合「福山ユニオンたんぽぽ」(福山市)への取材で分かった。

 組合によると、示談の成立は4月下旬。会社側は男性への日常的な暴行があったこと、団体側は実習先への監督が不十分だった上、男性の相談に適切に対応しなかったことなどをそれぞれ認め、謝罪したという。謝罪は既に双方から男性に文書で伝えられている。慰謝料の金額は非公表。

 関係者によると、男性は2019年秋に来日し、建設会社で働き始めて1カ月ほどで暴行を受け始めた。複数の従業員からほうきでたたかれたり、安全靴で胸を蹴られ、あばら骨を3本折られたりした。監理団体も、男性が作業中に歯を折るなど大けがをしたことを担当職員が知りながら医師らに「自転車でこけた」と虚偽の説明をするなど不適切な対応があったという。

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