東京都「1卓8人以内」解除 小池知事「GW後、感染拡大見られず」

東京都は20日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染再拡大に備えた独自の「リバウンド警戒期間」を22日限りで終了することを決めた。都が感染対策を講じたと認証した飲食店に協力を呼びかけている「1テーブル8人以内」の入店制限も解除する。

 対策会議で、小池百合子知事は「懸念されていたゴールデンウイーク後の感染拡大も見られず、警戒期間を終えることにした」と説明。「今後は、基本的感染対策の徹底で感染を抑えるステージに入っていきたい」と述べた。都内の病床使用率は15%程度まで低下しており、医療への負荷が軽減されているという。

 認証飲食店への協力依頼は解除する一方、非認証店は「1テーブル4人以内」とし、酒類提供を午後9時までとするよう協力依頼を継続。都民や事業者に対しては、基本的感染対策の徹底や、テレワーク・時差出勤の呼びかけを続ける。

 また、都民向けに都内旅行の費用を補助する独自事業(都民割)について、6月中に一部再開する方針も明らかにした。都が3回目のワクチン接種を済ませた人などを対象に宿泊費や旅行費の一部を負担する。詳細は後日、改めて発表する。【斎川瞳】

毎日新聞 2022/5/20 20:47
https://mainichi.jp/articles/20220520/k00/00m/040/320000c
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