福山市城興ケ丘のごみステーションで見つかった砲弾とみられる物体(市提供)
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砲弾とみられるものが見つかったごみステーション=福山市城興ケ丘
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 福山市は10日、同市城興ケ丘のごみステーションで砲弾のようなものが見つかったと発表した。直径約10センチ、長さ30センチで、陸上自衛隊第13旅団(海田町)によると、旧日本軍の75ミリ砲弾とみられる。爆発の危険はないという。

 8日午前9時20分ごろ、ごみ収集に訪れた市職員が、新聞紙に包まれ半透明のポリ袋に入れられた状態で発見。模造品と思い報告しないまま、他のごみステーションを回って市南部環境センター(同市箕沖町)に持ち帰った。上司が砲弾の可能性を疑い、午後4時半ごろになって福山東署に通報したという。

 会見した藤井伸哉環境部長は「職員が危険物を見つけた際の報告を徹底する」といい、銃砲弾などを見つけたり、処分したりする場合は警察に連絡するよう呼び掛けていく。

 ごみステーションは大津野こども園の南約50メートルの住宅街の一角にあり、誰かが資源ごみとして出した可能性が高いという。近くに住む女性(75)は「中学生も通学している道沿いで、とても驚き怖い」と話していた。

(2022年06月10日 19時59分 更新)

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