※2022/7/4 00:58

集票力を期待され、著名人の立候補が定着した参院選。今回は芸能人やスポーツ選手に加え、若年層に影響力のあるユーチューバーも登場した。人気や知名度で特別視された一昔前とは異なり、政策や演説内容でも存在感を求められるようになった昨今の選挙戦。投開票(10日)前最後の日曜日となった3日、著名候補者らはにぎわいの戻った繁華街などで声をからした。

「2枚目に私の名前書いて」
東京・御徒町では、歌手・俳優として長いキャリアのある新人候補者がマイクを握った。比例からの出馬で、「皆さん(顔立ちのいい)二枚目というと私のことと思う。そうではなく(投票用紙の)2枚目の比例区には、私の名前を書いてください」と巧みな言い回しで呼びかけ。厳しい暑さの中、周囲には人だかりができ、通りすがりの人もスマートフォンのカメラを向けるなど盛況だった。


参院選の比例代表では、各党が名簿の順位を決めない「非拘束名簿式」を採用している。有権者は政党・団体名か候補者名を書いて投票し、これらを合算した総得票で当選者数が決定。党ごとに個人票の多い候補者順に当選となる。

比例1議席の目安は100万票とされ、各党が著名候補者に期待するのも集票力だ。非拘束名簿式が初めて導入された平成13年の参院選では、テレビ出演を重ねていた国際政治学者の舛添要一氏が自民党から出馬し、158万票余りの個人票を得て当選、比例20議席の獲得にも貢献した。

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産経ニュース: 定着したタレント候補の闘い 参院選、各党が集票力に期待.
https://www.sankei.com/article/20220704-Y6AOW6XMMZP67AYQ3DJFZWNYYA/