※2022年7月6日 05時05分 (7月6日 05時06分更新)

現職の国会議員が職務の際に全てのJR線を無料で利用できる「鉄道乗車証」(通称・JR無料パス)について、前回の衆院選(二〇二一年十月)で落選したか、立候補しなかった元議員の一割以上が紛失届を衆院事務局に提出し、返却していなかったことが分かった。パスの購入費は国費で賄われ、議員でなくなった際の返却が法律で義務付けられている。 
 パスは「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」の第一〇条で、「各議院の議長、副議長及び議員は、その職務の遂行に資するため」に交付を受けるとされている。このため、衆参両院の事務局が元議員に返却を求めているが、紛失に対する罰則はない。
 本紙が衆院事務局に開示請求したパスの返却状況の資料によると、二一年の衆院選で落選などして議員資格を失った百一人のうち、13・86%に当たる十四人が紛失届を提出し、返却していなかった。元議員の名前は黒く塗られて非公開だったが、それぞれがパスを返却したか、紛失届を出したかどうかが記載されていた。

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中日新聞: 【独自】元議員の1割がJRパス返さず 昨年衆院選後、14人が「紛失届」.
https://www.chunichi.co.jp/article/502502