塩谷・下村両氏中心に合議制 安倍派、後継体制固める 派名も維持

 自民党安倍派(清和政策研究会)は19日の臨時幹事会で、安倍晋三元首相の死去に伴う後継体制を協議した。当面は新しい会長を置かず、会長代理の塩谷立・元文部科学相と下村博文・前政調会長を中心とする合議制で派閥の方針を決めることを確認した。名称は安倍派のままとする。週内にも総会を開いて決定する。

 派内には、塩谷、下村両氏を事実上の会長とする「双頭体制」案も浮上していた。派閥幹部の一人は「双頭体制にしないと、ほかの議員が『私が』『私が』と主導権を握りたがり混乱する」としていたが、両氏に権限が集中することを嫌う声もあり断念した。

 閣僚経験者は「双頭体制は認めない」。ベテラン議員は「塩谷、下村の両氏ですべてを決めるということではない。みんなで相談してやっていこうということだ」と語った。

 内閣改造などでは塩谷氏が政…(以下有料版で,残り372文字)

朝日新聞 2022年7月19日 19時14分
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