毎日新聞 2022/8/4 15:52(最終更新 8/4 15:52)

 広島市は4日、中区の平和記念公園内の「被爆遺構展示館」で案内業務をしていた男性(78)が意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。病死とみられる。

 市によると4日午前9時25分ごろ、被爆遺構展示館の風除室で意識がない状態でパイプ椅子に座っている男性を来館者が発見、近くにいた警察官に知らせた。男性は病院に搬送されたが、約1時間20分後に死亡が確認された。

 男性は市が委託しているシルバー人材センターから派遣された会員で、来館者に手指の消毒を促したり、展示の説明を行ったりする案内業務に従事。この日は午前8時半から1人で勤務していた。【根本佳奈】

https://mainichi.jp/articles/20220804/k00/00m/040/179000c