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投稿日: 2022年8月11日 TEXT: 渡辺陽一郎 PHOTO: WEB CARTOP

 クルマは移動のツールだが、デザイン性や運転の楽しさも重視され、嗜好品的な性格を併せ持つ。イメージ戦略も重要で、企業の印象を高めることも視野に入れ、古くからTVのCMに力を入れてきた。時代を遡ると2代目日産サニー(1970年)の「隣のクルマが小さく見えまーす」、7代目トヨタ・クラウン(1983年)の「いつかはクラウン」、初代日産セフィーロ(1988年)の「くうねるあそぶ」、2代目ホンダ・インテグラ(1989年)の「カッコインテグラ」などが思い浮かぶ。

 これらの車種はいずれも堅調に販売され、CMと併せて記憶されるが、CMの宣伝力で売れ行きが伸びたわけではない。何よりもクルマ自体の商品力が高く、CMがそれを効果的に演出していた。

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 CMは宣伝活動のひとつに過ぎないから、商品力が低ければ、CMが話題になってもクルマは売れない。たとえば2代目三菱ミラージュは、1984年のマイナーチェンジでエリマキトカゲを使ったユニークなCMを放送したが、クルマの売れ行きは伸び悩んだ。エリマキトカゲの印象が強烈で、肝心のミラージュが記憶に残らないという失敗もあった。

 また1980年代の後半から1990年頃に掛けて、歌手で女優の小泉今日子さんは「CMの女王」と呼ばれた。カップスープ、チョコレート、シャンプー、エアコンまで、小泉今日子さんをCMに起用した商品は、その大半がヒットしたからだ。

https://www.webcartop.jp/2022/08/938430/

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