世界各国が渇水に見舞われ、深刻な被害が出ている。スペインではダムが干上がって水底がのぞき、メキシコは過去30年間で最悪の干ばつにより多くの牛が死んだ。フランスのロワール川では水深が浅くなり、観光船の航行が難しくなっているという(ナレーションなし)。

世界の水場が深刻な干ばつに見舞われている。
スペインでは、「スペイン版ストーンヘンジ」がバルデカーニャス湖のダム底から出現。ダムの貯水量は28%まで減っているという。
メキシコは過去30年間で最悪の干ばつに直面。東部アルダマの農家、フランコさんは水不足で19頭以上の家畜を失った。
メキシコの農家、ヒクテリオ・トーレス・フランコさん
「干ばつのせいで、牛が死んでいる。ダムの水位が低いので、牛が水を飲みに行って、抜け出せなくなるのだ。
干ばつや病気、飢餓のために牛たちは弱っている。弱って、生き延びられなくなっている」
中国・重慶市で、長江の干上がった川底を歩く人々。地方政府は発電や、農作物にまく淡水の確保に苦心している。
イタリアのシルミオーネにあるガルダ湖は岩だらけに。
フランスのロワール川では干ばつで水深が浅くなり、観光船の航行が難しくなっている。
ロワールローオンス在住のシルビアーヌ・ペルーさん
「この村で育ったが、こんなロワール川を見たことがない。とても悲しい。
以前は、まだ水が熱くなかったので、子どもらとあそこの水たまりで釣りができたが、今では、行っても藻とカエルだけ。
魚はみんな暑さで死んでしまうか、サギに食べられている」

Yahoo!Japanニュース/REUTERS 8/19(金) 12:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ff4fc9eae7c8eecb09e0a93c38480c218c2e491