未婚者のうち将来結婚する意向がある人が希望する子どもの数は、男性が平均1.82人、女性が同1.79人だったことが9日、国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査で分かった。いずれも過去最低で、女性の希望が2人未満となったのは初めて。将来結婚したい意思がある人は男女とも減少した。少子化と人口減に一層の拍車がかかる恐れがある。

 同研究所は「家族をつくる意欲が一段と下がった」と分析。「新型コロナウイルス禍で感じた先行き不安が、将来の希望や意向に影響した可能性がある」と指摘した。

 調査はほぼ5年に1回実施。今回は2021年6月時点の状況を調べた。

共同通信 2022/09/09 18:29 (JST)
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