0001シャチ ★
2022/09/10(土) 13:00:01.79ID:CRJy3jzj9https://news.yahoo.co.jp/articles/6ca9c24399ec6fef1bf53e1f1f9bc3181813bd82?page=1
コードネーム「OSO(オソ)18」、別の名を「忍者グマ」と呼ばれる最凶ヒグマをご存じか。3年前に北海道で発見されて以降、65頭もの乳牛を殺傷しているシリアルキラーだ。神出鬼没で酪農などへの被害も深刻。なんとか退治しようと闘う地元民の前に立ちはだかるのは、意外にも同じ“人間”たちだった。北の大地で今、何が起きているのか。その実態に迫る現地ルポである。
(中略)
動物愛護、自然保護の団体から抗議が
地元のハンターたちの集まりである北海道猟友会標茶支部の本多耕平・副支部長(76)に聞くと、
「恐ろしくOSOは頭が良くて、日中はまず姿を見せません。なるべく痕跡を残さないよう河原ではなく川の中を歩いたり、舗装道路に足跡をつけないように橋の下を迂回(うかい)したりして、ハンターの我々にとっても難敵。それらしきクマが無人カメラに映るのも夜中の22時から午前2時くらいまでの真夜中なんですが、法律で日没から日の出までハンターは銃を撃てない決まりになっています。銃器で倒すのは本当に厳しい」
追い打ちをかけるように熊撃ちのプロたちを悩ますのが、主に北海道外の人たちによる“抗議の嵐”だ。
猟友会同支部の後藤勲・支部長(78)が明かすには、
「地元の人たちは“襲われる前に鉄砲で撃って下さい”と言うけど、本州の動物愛護や自然保護の団体が“かわいそう”“殺すな”“動物虐待だ”と抗議してきて、ハンターたちは板挟みです。国や道など行政も、檻を設置してOSOを獲ってくださいとは言うけど、それ以外のクマを捕獲したら、できるだけ山に放してくれと。保護団体に配慮し、バカげた話がまかり通っているんです」
猟友会厚岸支部事務局の根布谷昌男さん(69)が言う。
「OSOは罠の横を通ってもエサに見向きもしない。ふた昔くらい前は希少動物だからと罠にかかっても悪さしなけりゃ山の中に放したりしたので、学習してしまったのかもしれない」
「ここに住んでみるかい」
先の本多副支部長も、
「愛護団体の抗議は本当に多くて、標茶の役場の電話が鳴りやまないそうなんです。我々ハンターだって、むやみやたらにクマを見つけたら撃つ、なんでも殺せばいいと考えているわけではなく、人命にかかわることなので、しっかり頭数を管理しないといけないと思っているのです。クマの頭数が増えて、今のようにそこら中にいる状況になったのは、かつて道内でも保護の動きがあって、三十数年前に『春クマ駆除』が禁止されて以降のことですから」
再び後藤支部長に聞くと、
「これだけの被害があって大騒ぎしているのに、まだ捕ったらダメだというなら、苦しんでいる農家のことを考えてもらわないといけない。このまま放置したらどうなる。じゃあ、抗議する人らはここに住んでみるかいと。農家の被害を補償してくれるのかと言いたいです」(以下ソース)