無免許運転の車で男性をはねた後、約650メートル引きずって重傷を負わせたとして、大阪府警西成署は13日、無職の米倉敏之容疑者(60)=大阪市東住吉区桑津1=を殺人未遂と道交法違反(無免許運転、ひき逃げ)の両容疑で逮捕した。米倉容疑者は25年前に運転免許を失効しており、府警は無免許運転の経緯も調べる。

 逮捕容疑は8日午後6時25分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋1の市道で、無免許で軽乗用車を運転。道路を渡っていた男性をはね、車体の下で引きずったまま約650メートル走行して殺害しようとしたとしている。男性は大阪市内に住む70代とみられ、頭部や骨盤などを骨折したが命に別条はないという。

 米倉容疑者は現場での無免許運転は認めているが、「私のしたこととは違います。何かを引きずっているとは思わなかった」などと供述しているという。

 西成署によると、米倉容疑者が13日未明に「事故のニュースを見た。何かに乗り上げた違和感があった」と車で出頭。現場周辺の防犯カメラ映像の車と酷似しており、車底部に傷があったことなどを踏まえ、米倉容疑者には男性を引きずった認識があったと判断した。

毎日新聞

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