荒ちひろ
2022/9/20 20:45

 英国のエリザベス女王は19日、ロンドン郊外のウィンザー城にあるセント・ジョージ礼拝堂の一角に埋葬された。式典では、侍従長が細い杖を真ん中から二つに折り、棺の上にそっと置く場面があった。

 英紙ガーディアンなどによると、この杖は「Wand of Office」と呼ばれ、廷臣が騒がしくした際などに、侍従長がたたいて戒めるために使われていた道具に由来がある。それを折る儀式によって、女王に仕える侍従長の任務の終わりが示されたという。

 女王が埋葬された礼拝堂の一角には、昨年4月に亡くなった夫のフィリップ殿下も眠っている。(荒ちひろ)

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ9N6SV7Q9NUHBI01V.html