東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部が大会組織委員会元理事高橋治之容疑者(78)に対する贈賄容疑で、広告会社「大広」(大阪)の幹部を重点的に聴取していることが27日、関係者への取材で分かった。大広を大会スポンサー企業の代理店とするよう組織委側に働きかけ、大広から賄賂を受け取った疑いが強まったとして、特捜部は、受託収賄容疑で高橋容疑者を再逮捕する方針を固めた。

 高橋容疑者の逮捕は、紳士服大手AOKIホールディングス、出版大手KADOKAWAの事件に続き3回目となる。特捜部は、高橋容疑者ら4人の刑事処分を勾留期限の27日に決める。

共同通信
2022/09/27 11:27 (JST)
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