※北海道新聞

廃車寸前からよみがえった! 前輪2軸の希少バス、40年ぶりに旭川市内を自走
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/736993

09/27 20:19 更新

 【旭川】1960年代に全国で12台だけ販売された昭和レトロなバスが27日、約40年ぶりに旭川市内を自走した。路線バスを運行する旭川電気軌道が中心となり、廃車寸前だった63年製造の車体を1年余りかけて復元。この日、念願の車検を取得した。10月下旬のバスツアーで使用開始予定。

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約40年ぶりに旭川市内を走る前輪2軸のレトロなバスMR430=27日、旭川市花咲町1(西野正史撮影)

 よみがえったのは国内外で唯一、前輪2軸で後部エンジン型のバスとされる三菱ふそうMR430。全長約12メートルと長く、定員110名は一般的なバスより5割ほど多い。高度経済成長期に通勤通学の大量輸送に応えるため、旭川電気軌道が旭川で走らせた3台のうちの1台。小回りが苦手で78年に姿を消していた。

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