(インプレス)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1444941.html

●DRAMとNANDフラッシュの値下がりが止まらない
半導体メモリ価格の値下がりが止まらない。半導体メモリの主力製品であるDRAMとNANDフラッシュメモリの平均販売価格は、昨年の上昇基調から今年は一転して下降気味の基調へと転じた。今年の夏以降は、価格低下が一段と強まりつつある。

DRAM
昨年第4四半期以降は、4四半期連続で下がり続けている。予測通りだと、昨年第3四半期と比べて価格は0.62倍に下がる。言い換えると1年と3カ月で38%の値下がりとなる。
NAND
今年の第1四半期以降は、第2四半期を除くと価格は相対的に低下してきた。予測通りに推移すると、昨年の第4四半期から今年の第4四半期までで価格は0.68倍に下がる。言い換えると1年間で32%の値下がりとなる。

●半導体メモリ大手は減産と設備投資の先送りを開始
半導体メモリ価格の急激な値下がりは、需要が急速に冷え込んだことによる在庫の急増が主な要因だとされている。

今回の景気後退は、前回よりも酷くなる可能性が少なくない。Micronが予測する2022年9月~11月期の売上高は前回のメモリ不況期よりも低く、2016年の景気後退期に並ぶ。メモリ価格低下と半導体メモリ大手の業績悪化の底はまだ、見えていない。
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