2022年10月20日20時59分

 四肢まひや発話障害などの重度障害を持つれいわ新選組の天畠大輔参院議員が20日、参院予算委員会で初質疑に臨んだ。通訳者が50音表を読み上げ、天畠氏が腕を引く合図により1文字ずつ表現する「あかさたな話法」で、政府の障害者政策などをただした。

 天畠氏は車いすで答弁席に移動。45分間の質疑では、岸田文雄首相の答弁に納得せず、同話法で「残念だ」などと不満を漏らす場面もあった。
 天畠氏は7月の参院選で初当選。参院予算委は事前の理事会で、通訳者とのやりとりを割り当てられた質疑時間に含めないなど、一定の配慮を行うことを申し合わせた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022102001106&g=pol