[2022年10月22日19時22分]

中国共産党の第20回党大会は22日、習近平総書記=国家主席=(69)を新たな中央委員に選出して閉幕、習氏が総書記として異例の3期目を務めることが確定した。最高指導部メンバー7人のうち、習氏との距離が指摘された李克強首相(67)と汪洋・人民政治協商会議主席(67)は新中央委員から外れ、退任が決定。習氏が新指導部を自派で固めることが確実な情勢だ。
習氏は党大会時に68歳なら引退との慣例を破る一方、年齢に達していない李氏らを排除。自身への忠誠を重視したとみられ、権力集中が進みそうだ。新たな最高指導部は、23日の第20期中央委員会第1回総会で選ばれ、3期目の習指導部が発足する。
李強・上海市党委員会書記(63)ら習氏の腹心が多数入るとの観測がある。今後5年間党中枢で政権を担う中央委員(約200人)には王毅国務委員兼外相(69)が留任。政治局員昇格の可能性がある。(共同)

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