毎日新聞 2022/10/25 12:15(最終更新 10/25 12:15) 397文字

 無登録で外国為替証拠金取引(FX)への投資を勧誘したとして、愛知県警は25日、千葉県山武市井之内、自営業、東條安伸容疑者(72)を金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕したと発表した。
「米国防総省に勤めていた」「昔、外務省で働いていて、FBIにも出向していた」などと経歴を詐称し、19都府県の計80人から約4億1700万円を集めていたという。

 逮捕容疑は2018年10月10日~19年6月中旬ごろ、金融商品取引業の登録がないのに、京都市の女性(45)ら3人にFXへの投資を呼び掛けたとしている。「金銭の貸し借りで、出資を募っていたわけではない。勧誘したこともない」と否認しているという。


 生活経済課によると、東條容疑者はマッチングアプリを通じて被害者らと知り合い、「株などを運用している。プロトレーダーの指導もしている。利益は少ないが必ず勝てる」などと説明していたという。【熊谷佐和子】

https://mainichi.jp/articles/20221025/k00/00m/040/091000c