※10/26(水) 6:22配信
現代ビジネス

 世界経済に影が差すと、舞い降りてくる獰猛な怪鳥たち――そのカギ爪が今、日本に向けられている。だが岸田総理はといえば、迎え撃つ気力すらなくしたようだ。このまま食い荒らされてしまうのか。

 「岸田総理は、もっともっと円安にしたいと思っているんでしょう? 輸出やインバウンドを伸ばしたいから。それで、いまだに何の対策も打ち出していないのではないですか? 日本政府は安倍総理の時代から、どうやら円の価値を下げたくて仕方ないようですし。

 日銀の黒田総裁なんて『いくらでも円を刷る』と言っていますよね。しかしおカネを刷り過ぎれば、貨幣価値が下がるのは火を見るより明らかです。むしろ今まで、なぜ円が暴落しなかったのか不思議なくらいですよ」

 皮肉をこめて語るのは、世界的投資家のジム・ロジャーズ氏だ。彼は「この円安はまだ終わらない」と言い、こう続ける。

 「円がどこまで安くなるのか――断言はできませんが、175円程度は序の口でしょう。何しろ、岸田総理には打つ手がない。政府の為替介入には短期的な効果しかありません。

 それに日本は『円を刷りながら増税する』という、いわばブレーキとアクセルを同時に踏むような政策を続けている。これでは円安も物価高も止まるはずがない。私が岸田総理なら、国民の負担を減らすため、ただちに減税するのですがね」

 今から32年と8ヵ月前の'90年3月、ドル円相場は1ドル=150円のラインを破り、わずか1ヵ月で160円まで急落した。今、再び「超・円安ドル高」の時代が幕を開けている。インフレは止まるところを知らず、国民はおびえきっている。

 だがこの非常事態にも、相変わらず岸田総理は「腑抜け」の状態だ。

「財務省の岸田局長」

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