静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、1人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、バスのギアがニュートラルに入っていたことが2日、県警への取材で分かった。ニュートラルで走行するとエンジンブレーキが利かず、県警は加速の一因になった可能性があるとみている。

 静岡地検沼津支部は同日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで送検された野口祐太運転手(26)=埼玉県飯能市=を処分保留で釈放した。フットブレーキの多用で利きが悪くなる「フェード現象」が起きていたとみる一方、車体が故障していた可能性を完全に排除できないことから、任意で捜査を続ける。

共同通信
2022/11/02 17:59 (JST)
https://nordot.app/960459475156680704