※2022年11月7日 17:00
日本経済新聞

日本自動車輸入組合(JAIA)が7日発表した10月の電気自動車(EV)の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比2.3倍となる1417台で過去最高となった。輸入車全体では部品不足による新車供給難が足かせとなっているが、EVは1~10月の累計でも9733台と前年同期比55.1%増と大幅に上回り過去最高ペースが続く。日本車EVは増えてきているものの輸入車EVの引き合いは強い。

同期間の全体に占めるEVの割合は5%、10月単月だと8%まで高まった。背景には積極的に日本へのEVの新モデルを投入していることがある。輸入車各社はEVシフトを好機に日本車が圧倒的に強い国内市場でのシェア拡大を狙う構図だ。

メルセデス・ベンツ日本は9月末、旗艦車種「Sクラス」のEV「EQS」の日本での販売を始めた。航続距離は700キロメートルと国内販売のEVで最長クラスとなる。上野金太郎社長は「今回で小型SUVから高級セダンまでEVのラインアップが出そろった。日本で一気に拡販していく」と意気込む。

続きは↓
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC071YK0X01C22A1000000/