※時事通信

高校の部活、2校合同で 教諭の負担軽減、全国初―大阪府教育庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022110801047&g=soc

2022年11月08日18時53分

 大阪府教育庁は8日、少子化で生徒が減っている府立高校の部活動について、近隣の2校でペアを作って合同運営する改革案を発表した。全国初の取り組みで、運動・文化双方の部活が対象。生徒の選択肢を増やすとともに、指導する教諭の負担軽減につなげる狙い。2023年度に土日や長期休暇中の合同練習から始め、将来的に2校合同で公式大会にも出場する。

 改革案は吉村洋文知事が策定を指示し、8日の府総合教育会議に示された。吉村氏は会議後、記者団に「少子化の中、学校単位の部活という概念をなくせば、より充実する」と説明した。

 教育庁によると、自転車で15分以内で移動できる高校同士でペアを組む。単独で問題なく部活動をできる高校は参加しない。府内の全日制149校のうち、約80校が近隣校とペアを組むことになる見通し。