※11/11(金) 20:08配信
毎日新聞

 ソフトバンクグループ(SBG)は11日、2022年9月の中間連結決算を発表し、最終(当期)損益が1290億円の赤字となった。前年同期(3635億円の黒字)から大幅に悪化した。世界的なハイテク企業の株安の影響などで、投資先企業の株価が下落し、投資先の評価額が減少した。ただ、中国のIT大手、アリババグループの株式放出に伴う取引で利益を計上したことにより、4~6月期の3兆1627億円の赤字から、赤字幅は縮小した。

 決算説明の記者会見は同日午後、東京都内で開かれた。孫正義会長兼社長は会見の冒頭に登場し、「私が決算説明で率先して話をするのは今日で最後にしたい」と述べ、これからの決算説明は後藤芳光最高財務責任者(CFO)が中心になるとした。今後について孫氏は「私は(傘下の英半導体設計大手の)アームの成長に没頭する。その他の経営は守りに徹する」などと話し、日常業務などの権限を後藤CFOらに委譲する方針を明らかにした。

 今回の決算の赤字の主因は、同社の中核事業で、人工知能(AI)の技術を持つ企業に集中投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の巨額損失だ。ビジョン・ファンドの投資損失は約4兆3535億円に及んだ。投資先である中国の人工知能開発大手のセンスタイムや米料理宅配大手のドアダッシュの株価が大幅に下落したのが響いた。

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