https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20221124/6000021683.html

東北電力は、家庭向け電気料金のうち、およそ8割が契約する主要プランについて、来年4月からの値上げを24日、国に申請しました。
値上げ幅は全体の平均で3割を超え、家計にとって重い負担になりそうです。

関係者によりますと、東北電力は、家庭向け電気料金のうち、およそ8割が契約する「規制料金」と呼ばれる主要プランについて、来年4月からの値上げを24日、国に申請しました。

火力発電に使う天然ガスや石炭などの価格が高止まりしていることを反映して、値上げ幅は全体の平均で3割を超える大幅な値上げになります。
東北電力は、ことし9月までの半年間のグループ全体の最終的な損益が1363億円の赤字になる一方、ことし6月以降、「規制料金」は上限に達していて、さらなる値上げには国の認可が必要になっていました。

東北電力の値上げの申請は、東日本大震災で経営が悪化した2013年以来になります。

東北電力は、24日午後、記者会見を開いて、樋口康二郎社長が値上げの理由などを説明することにしています。