※2022/11/28 17:10
読売新聞

 ほのかな塩味の大豆を炊き込んだ「豆めし」を看板メニューにしてきた大阪市住吉区の料亭「 廣田家ひろたや 」が、今月末に閉店する。1915年(大正4年)創業で、住吉大社の鳥居前で1世紀余り続き、落語にも登場するほど親しまれた老舗。結婚披露宴や会社の宴会といった団体客の減少傾向に、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた

 廣田家のルーツは、住吉公園に数多くあった住吉大社の参拝客向けの茶店の一つ。創業者の前田かめさんと、いとこのつるさんが「他店にないものを」と出した豆めしが看板料理で、煎った大豆を皮をとって塩で味を調えた素朴な味わいが受けたという。2人はかつて働いていた旅館の屋号を譲り受け、かめさんは現在地で、つるさんは天王寺区で、それぞれ「廣田家」の看板を上げた。

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