※2022/11/29 07:01

 百貨店の外商が進化している。SNSを活用して顧客の相談に応じたり、取り扱う商材も旅行商品や人間ドックなどに広げたりしている。専門店との競争激化やコロナ禍で業界は苦境が続いており、富裕層を顧客に抱える外商部門を強化し、生き残りを図る。

■ 来店誘導

 「新しいワインが入りました」。松坂屋名古屋店で外商員歴約20年の水谷孝昭さん(51)は、顧客との連絡手段にLINE(ライン)を多用している。

 40歳代以下の世代を中心に、自宅を訪問するスタイルに違和感を持つ客が増えており、約130人いる同店の外商員のうち、水谷さんら十数人は、来店顧客の専任担当者だ。「『外回り』は1日10件ほどが限界だが、ラインなら何百人とつながれる。似顔絵スタンプを送るなど友達感覚のコミュニケーションを大切にしている」と水谷さんは話す。

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読売新聞オンライン: 友達感覚でLINE相談・高級人間ドックの紹介も…百貨店外商、「訪問」から進化.
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221129-OYT1T50049/