[ワシントン 13日 ロイター] - 米政府がウクライナに対し、広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を提供する方向で最終調整していることが13日、複数の米政府当局者の話で分かった。早ければ今週中にも発表される見通し。

当局者は匿名を条件に、オースティン国防長官の承認とバイデン大統領の署名を待っている段階で、早ければ15日にも発表される可能性があると述べた。

また、パトリオットがウクライナに輸送される前に、ドイツでウクライナ軍の訓練が行われる可能性が高いとの見通しを示した。

ただ、現時点ではウクライナに提供されるパトリオットの種類のほか、射程距離や提供される台数などの詳細は明らかになっていない。

ロシアのメドベージェフ前大統領はこれまでに北大西洋条約機構(NATO)に対しウクライナにパトリオットを提供しないよう警告しており、米国が提供すれば、ロシアは事態のエスカレーションと見なす可能性がある。

12/14(水) 3:08配信
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