★熊本県の防災消防ヘリにレーザー光照射 県、被害届を検討

熊本県は13日、防災消防ヘリ「ひばり」が12日夕の飛行訓練中、地上から緑色のレーザー光の照射を受けたと発表した。搭乗していた操縦士ら7人に健康被害はなく、ヘリの飛行に影響はなかった。県は、航空危険行為処罰法違反や威力業務妨害罪に当たる可能性があるとして県警への被害届提出を検討している。

 県消防保安課によると、「ひばり」は12日午後5時27分、訓練で熊本大付属病院(熊本市中央区)を離陸。約2分後、国立病院機構熊本医療センターに向かって同区新町上空(高度約330メートル)を飛行中に地上から1回、緑色の強力なレーザー光の照射を受けた。

 搭乗者2人が照射を目撃し、機内から熊本空港の管制に無線で報告。県は搭乗者から状況を聞き取り、13日午後、県警に通報した。同課は「レーザー光の照射は、操縦士の目の負傷や事故につながりかねない極めて危険な行為。絶対にやめてほしい」と訴えている。(上島諒)

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