※2022/12/20 11:15

[値段の真相 低価格は今]<2>
注文が入るとすぐに用意される吉野家の牛丼(9日、東京都千代田区で)=佐藤俊和撮影
 「7分のドラマ」。牛丼の吉野家で繰り広げられる光景は、かつてこう呼ばれていた。店員が来店客の前に手際よく丼を差し出し、お客は黙々とかっ込む。長居はせず、食事が済めばさっと席を空ける。

 牛丼の値段はこれまで、並盛がおおむね400円。過去には280円まで値下がりしたことがあった。ワンコイン以内で短時間におなかを満たせる「うまい、やすい、はやい」はデフレの時代に広く支持された。

 それが最近は、少し様相が変わっている。

 吉野家が現在力を入れるのは、カフェのような内装で、ゆったりとしたテーブル席が中心の店舗だ。2024年度までに既存店からの転換も含めて500店を目指す。ドリンクバーやアイスなどのサイドメニューもそろえ、カフェのみの利用もできる。従来の主な顧客層はサラリーマンだったが、新店舗では家族連れや女性客の取り込みを図る。

続きは↓
読売新聞オンライン: 牛丼「安い・早い」に変化、ゆったり席にカフェ利用も…「薄利多売の商売は苦しくなった」.
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221219-OYT1T50329/