【古代文明】古代ローマのコンクリートにはひび割れを「自己修復」する機能があったと判明！ 2000年前の建造物が原型を留める秘密 [ごまカンパチ★]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
https://nazology.net/archives/120131
古代ローマ人は”工学の達人”であり、神殿や闘技場、水道橋など、技術の粋を凝らした様々な建造物を生み出しました。
驚くべきはその耐久性であり、2000年以上が経った今日でも元の姿を留めています。
この耐久性の鍵を握っているのが「ローマン・コンクリート」です。
ローマン・コンクリートは古代ローマ時代に重宝された建築材料で、建築物に驚異的な強度や頑丈性をもたらしました。
現代のコンクリートの寿命が50?100年程度であることを考えると、その凄さが分かるでしょう。
そこで米マサチューセッツ工科大学（MIT）は今回、ローマン・コンクリートの超耐久性の秘密を探るべく、調査を開始。
その結果、これらのコンクリートには「自己修復機能」を生み出す製造手法が用いられていたことが判明しました。
研究の詳細は、2023年1月6日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。
■帝国全土に流通した「ローマン・コンクリート」とは？
コンクリートは通常、セメント（鉱物由来の粉）に水や砂、砂利を混ぜて作られます。（ここに様々な性能をコンクリートに与えてくれる混和剤を入れることもある）
一方でローマン・コンクリートは、水・石灰・割石（石をランダムに割ったもの）に加えて、「ポッツォラーナ （Pozzolana）」という火山灰を混ぜるのが特徴です。
※略
専門家らは長年、「ポッツォラーナこそがコンクリートの頑丈さを生み出している」と考えてきましたが、この度のMITの最新研究により、要因はそれだけでないことが判明したのです。
※略
■石灰の塊が「自己修復機能」を生み出していた！
ローマン・コンクリートを顕微鏡下で見ると、ミリメートル単位の白い石灰の塊がいたるところに散見されます。
これは「ライムクラスト（lime clast、石灰の塊）」と呼ばれ、現代のコンクリートにはなく、ローマン・コンクリートにのみ見られる特徴として知られていました。
しかし、その生成原因は詳しく調べられておらず、専門家らは「材料の質が悪いか、混合方法がずさんなためにできる異物」として片付けていたのです。
一方で、MITの材料科学者であるアドミール・マシック（Admir Masic）氏は長い間、
「古代ローマ人があれだけ優れた建造物を築きながら、コンクリートの製造に手を抜いたとは考えられない。この話には何か続きがあるはずだ」と考えていました。
そこで同氏と研究チームは、2000年以上前のローマ時代の遺跡からコンクリートサンプルを採取し、X線分光法や走査電子顕微鏡を駆使して、ライムクラストを分析することに。
その中で新たに発覚したのは、石灰の性質が従来考えられているものと違うことでした。
定説によると、ローマン・コンクリートの石灰には一般に「消石灰（水酸化カルシウム）」が使われているという。
※略
今回の研究により、消石灰ではライムクラストが生じないことが判明しました。
そうではなく、ライムクラストはポッツォラーナや水に「生石灰」を直接加えて、超高温下で混ぜることで生成されることが明らかになったのです。
マシック氏は、この超高温下でコンクリートを製造する手法を「ホットミキシング（hot mixing）」と呼び、そこに2つのメリットがあることを発見しました。
まず、コンクリート全体が高温になることで全ての化学反応が促進され、硬化までの時間が大幅に短縮されること。
そしてもう一つの最大のメリットは、ライムクラストの生成によりコンクリートに優れた自己修復能力が付与されることです。
具体的には、コンクリートにひび割れが生じると、そのひび割れは他の小さな粒子よりも、大きな表面積を持つライムクラストの方へ優先的に移動していきます。
そこに水が染み込むと、石灰と反応して中のカルシウムが外に溶け出し、炭酸カルシウムとして乾燥・硬化することで亀裂を接着し、ひび割れがそれ以上広がらないようにするのです。
チームは実際に、生石灰ありとなしのローマン・コンクリートを試作し、ひび割れテストでその効果を検証。
すると、生石灰を使わなかった方はひび割れが治らなかったのに対し、使った方は2週間ほどで亀裂が修復したのです。
よって、このライムクラストによる自己修復機能こそが、古代ローマの建造物を2000年以上も生きながらえさせている要因と結論できます。
チームは今後、これと同じ手法を今日のコンクリート製造にも応用し、耐用年数を伸ばす研究に取り組むとのこと。
古代人の知恵は、まだまだ私たちに多くのことを教えてくれそうです。 >>488
フランスにも完全な建物あるぞ
あとヨーロッパ街の城壁や塔な(*･ω･)
恥ずかしいからチンチン切った方が良いぞ(*･ω･) こういう技術って何で技術が失われたんだろう
ゲルマン人が破壊し尽くしたんかね 技術を継承していけるだけの需要がなくなったんじゃね？ 昔の建築家は超エリート
今の土建屋は・・・
なので技術は失われる一方である 日本の神社のように式年造替しないと建築技術は受け継がれていかない >>7
古代人がローマを永遠のものとして願った祈りが、後世になって奇跡的に発現した、と捉えるとロマンだなぁ
あるいは古代人が意図しなかったコロッセオの隠された潜在能力とも言えるな あぁロマンロマン
ロマンってローマが語源なんだっけ？ 世界中の人が知っているのに何故か秘密結社ということになっているフリーメイソンは
古代の石工組合が起源と言われている
フリーメイソンのシンボルがピラミッドと共にドル札に書かれているのは偶然ではなく
恐らくピラミッド建築の際の石工組合だったのだろう。
ローマンコンクリートの技術もピラミッドの技術と同様に秘技の類い立ったのかもしれない >>16
利益減る。
島津製作所はワザと壊れるように作っているのに。 家のベランダの施工にいいかも
ひび割れ雨漏りを自己修復 生石灰だと数日で固まるコンクリートになり
消石灰だと漆喰になる。
漆喰は空気中の炭酸ガスを吸って
徐々に固まるので、時間がかかる。 >>520
石工組合と言っても古代の巨石文明に比べたらまだまだ未熟なんだよな
昔は何千トンもある巨石を謎の技術で山の上まで運んだり、マヤとかインカの石組みみたいに精密に加工する技術も未だ未解明
コーラルキャッスル作った人はその原理を再発見したみたいだけど技術継承できていない
未だにロストテクノロジーなんだな このライムクラストってのを混入したコンクリでマンションが造られるようになるまで
買い控えた方がいいな。賃貸派の勝利やん。 >>526
クフ王のピラミットも外部からじゃテコでも動かない扉が内部からだと少しの力で開くんだろ？ ローマンコンクリート
ギリシャ火
ダマスカス鋼
デリーの鉄柱
ロストテクノロジーって後何があったかな しれっと「ナゾロジー」ネタにしとるけど
非常にヤバい古代テクノロジーの発見（暴露？）
やで
２０００年前になんでこんな
テクノロジーがあったんか？‥という話になってくる >>531
火山灰を混ぜただけだからテクノロジーというほどでもない
混ぜてみたら長持ちするようだから使い続けただけ >>532
そっちより硬化までの時間が短縮される方を狙ったんじゃないかな？
早く固まるのは眼の前で見えるしすごいメリット
自己修復はたまたまだろう 文明が失われるのは疫病か武力制圧辺りだろうけど、陸続きってやーねーとは思うｗ 石造りの浴場を600年のあいだ継続して使用できるのがすげえ ダマスカスのように層が見えるのは
まだ折りたたみが足りない。
日本刀も折りたたみ法だが、
層が見えないくらいに層が細かい。 >>532
調べてみたら火山灰を混ぜただけじゃなかったっていうのが>>1なんだが >>539
＞一方でローマン・コンクリートは、水・石灰・割石（石をランダムに割ったもの）に加えて、「ポッツォラーナ （Pozzolana）」という火山灰を混ぜるのが特徴です。
＞専門家らは長年、「ポッツォラーナこそがコンクリートの頑丈さを生み出している」と考えてきましたが、この度のMITの最新研究により、要因はそれだけでないことが判明したのです。
＞ライムクラストはポッツォラーナや水に「生石灰」を直接加えて、超高温下で混ぜることで生成されることが明らかになったのです。
日本語が読めない猿かよ 当時の職人の腕が高かったという点も大きいな
近年の例でも2、30年前にロストテクノロジー化してしまった技術もあるし >>543
猫がローマンコンクリート迷彩に適応していてﾜﾛﾀ 小難しい理屈は分からないが実際に数千年の時を経て建造物がちゃんと残ってるからな。
現代でもたった数年で崩壊する橋やデパートもあるのに >>540
火山灰を混ぜただけというお前の書き込みに凝灰岩なんて1ミリも関係無いんだが
いくら論破されたのが悔しいからって関係ない物を持ち出して話を摩り替えようとしてもダメだよ負け犬ちゃんw コンクリの自己修復機能w
こんなの普及したら業界涙目 >>543
この猫たちが巨神兵のごとくローマ帝国の神殿ごと破壊し尽くしたあと休憩してる風の絵面 あれこれと同じ技術かは知らないけど日本でも自己修復コンクリートってやってなかった？ >>1
えー
ポゾランの空中二酸化炭素固定って常識なんじゃ >>553
やってる
名前もポゾランコンクリート
海水に通常のコンクリートは弱くて浸水すると
鉄骨が錆びるんだけど、
ポゾランの場合海水から石灰分取り入れて強固になる
もともとローマの火山地帯から産出されたもので、
これなしにローマ建築は存在しないと言われてる >>538
ローマンコンクリート自体はポゾラン混ぜてつくるよ
今回の研究でポゾランと生石灰がポイントだと判明したってだけ ロマンシングサガで水と石の合成術あるから
それだろ>>1 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
