妊娠前や妊娠初期のタンパク質摂取量が極端に低い母親から生まれた子どもは、3歳時のコミュニケーション力や、鉛筆やはさみを使うといった細かい動作を伴う運動能力の発達に遅れが出る傾向にあるとの解析結果を、山梨大の研究チームが17日までにまとめた。チームの担当者は「妊娠中は食事に気を使ってほしい」と語る。

 妊娠初期は、特に胎児が母親の栄養状態の影響を受けやすいとされる。研究チームは、妊婦が1日に摂取する食事全体に占めるタンパク質のエネルギーの比率に着目。子どもの3歳時の発達遅れとの関係について、妊娠時の母親の年齢や喫煙、飲酒などを考慮した上で、統計的に解析した。

1月17日 20時46分 共同通信
https://www.47news.jp/8821428.html