日銀は17~18日の金融政策決定会合で大規模な金融緩和の継続を決めた。長期金利の上限を0.5%とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)など政策の大枠は維持しつつ、投機筋の「空売り」に対抗するために金融機関に国債の購入を促す異例の資金供給に乗り出す。国債市場の機能低下など副作用が残るなか、10年に及ぶ異次元緩和は綱渡りが続く。

「長期金利の変動幅をさらに拡大する必要があるとは考え...(以下有料版で、残り949文字)

日本経済新聞 2023年1月18日 19:50
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB184P70Y3A110C2000000/