小学生の女児らにわいせつな行為を繰り返したなどとして、大阪府警捜査1課は19日、強制性交致傷などの疑いで、大阪府吹田市桃山台の無職、柳本智也被告(26)=強制性交罪などで起訴=を再逮捕したと発表した。「成人だと抵抗されて警察に通報されるかもしれないという考えがあり、小学生の女児を狙った」と容疑を認めている。

■休日に物色 下校時間や保護者の所在をメモ

再逮捕容疑は平成28年3月~令和4年7月、府内の集合住宅で帰宅する小学生の女児8人を待ち伏せし、カッターナイフを見せて「殺すぞ」「刺すぞ」などと脅し、わいせつな行為をしたなどとしている。

府警によると、柳本容疑者は特定のエリアの小学生の女児を狙っており、当時の勤務先だった病院の休日を利用して女児を物色。携帯電話には、狙いをつけた女児の下校時間や帰宅時に保護者が在宅しているかなどを調べたメモが残されていた。1年かけて同じ女児の行動を確認していたケースもあるという。

柳本容疑者は「大学生のころ、アダルトサイトで見た漫画の内容をまねした」と供述している。柳本容疑者は、現場付近の防犯カメラの位置を事前に確認して犯行に及んでおり、府警は被害が相次いだことからカメラを増設して柳本容疑者を特定。昨年7月に強制性交容疑などで逮捕した。

府警は、犯行中に動画を撮影し、複製したとする児童買春・ポルノ禁止法違反容疑や、府内の集合住宅の成人女性の部屋に侵入し盗撮したとする府迷惑行為防止条例違反容疑などでも再逮捕や追送検した。
https://www.sankei.com/article/20230119-QFLWUTUREVP3NP5JV5HCEJYZWY/


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女児10人に性的暴行などの疑い 逮捕の26歳男「成人だと通報が」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cedd5b69aa13afac358e8490873d1e86d7873c33

 大阪府内の集合住宅で2016~22年、小学生の女児計10人に性的暴行やわいせつ行為を繰り返したなどとして、大阪府警は、同府吹田市桃山台1丁目の元病院職員、柳本智也容疑者(26)を強制性交等致傷や強制性交等などの疑いで逮捕、送検し、捜査を終えたと19日に発表した。容疑を認め、小学生の女児を狙ったのは「成人女性だと抵抗され、通報されるかもしれないと考えたから」と供述しているという。

 捜査1課によると、柳本容疑者は21年3月、府内の集合住宅で女児の口を塞いでカッターナイフで脅し、目隠しして性的暴行を加えてけがを負わせたほか、昨年5月にも同様に別の女児に性的暴行を加え、裸を携帯電話で撮影した疑いなどがある。女児への被害のほとんどは半径500メートルの範囲内に集中していた。いずれも、下校後、1人で留守番する女児だったという。

 同課によると、柳本容疑者の携帯電話には、被害女児の行動パターンを事件前に確認した様子がメモされていた。帰宅する女児の後をつけ、自分で玄関の鍵を開けるところや、その後の様子から家族が不在であることを確認していたという。携帯に残されたメモや映像などから、長いときで約1年にわたって準備していたとみている。その上で、柳本容疑者は帰宅する女児を付近で待ち伏せ、玄関ドアを開けたところで室内に押し入るなどしていた。

 昨年5月の事件の際、付近の防犯カメラに発生時刻の前後、自転車で行き来する男の姿が映り、カメラの映像をつなぐ「リレー捜査」から柳本容疑者が浮上した。(山本逸生、甲斐江里子)


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