ETC不正通り抜け「カルガモ走行」60回の男逮捕
[2016年6月28日12時13分]
http://www.nikkansports.com/general/news/1669864.html

 首都高速の自動料金収受システム(ETC)をバイクで不正に通り抜けたとして、警視庁交通捜査課は28日までに、道路整備特別措置法違反の疑いで、東京都板橋区、建設作業員楫鉄平容疑者(32)を逮捕した。

 同課によると、楫容疑者は昨年8月~今年1月、首都高速のETCを前方の車との車間距離を詰めて走る「カルガモ走行」と呼ばれる方法で、約60回にわたって通り抜けていた。支払わなかった料金は、逮捕容疑も含めて計約5万4千円に上るという。

 逮捕容疑は昨年8月12日~9月21日、板橋区などの首都高のETCレーンを3回にわたり不正に通過した疑い。楫容疑者は「仕事に早く行くため首都高を使い、お金がなかったので突破した」と容疑を認めている。

 首都高速道路が昨年12月に2回わたって料金を支払うよう督促したが、楫容疑者が応じなかったため、同社が警視庁に相談していた。