リニアの工事をめぐり水問題を議論する専門部会で、静岡県は25日、JRが近く実施を予定する山梨県内での地質調査について開始しないよう求めました。

南アルプス付近のリニア工事にあたり、JR東海は地質などを把握するためボーリング調査を行いたい考えですが、県は「トンネル工事と一体」として県内区間での実施を認めていません。

こうした中、県は25日の会議でJRが2月にも予定する山梨県での調査について「静岡県の地下水にどう影響を与えるかわからない」として調査を始めないようJRに求めました。

静岡県・森貴志 副知事
「主には工事の一環として、工事の安全のために行うボーリングという認識をこちらが持っているので、どちらかというと水を抜くと言いますか、工事の安全のために水を抜く方策じゃないか」

また専門部会は田代ダムの取水量を抑え流出する湧水量と相殺する案について、ダムを管理する東京電力から実現の確約を得るようJRに求めました。

2023年01月25日(水)
テレビ静岡NEWS

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