岸田文雄首相は10日、3月の小中学校などの卒業式では、換気などの新型コロナウイルス感染対策を講じた上で、児童生徒や教職員のマスク着用は原則必要ないとの考えを示した。合唱時は除く。社会全体のマスク着用の扱いは午後に関係閣僚で協議し決めると明らかにした。具体的内容は協議後に担当閣僚が説明する。視察先の埼玉県戸田市で記者団に語った。

 新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行するのに伴い、政府は10日午後、マスク着用のあり方を示した新たな指針を決定する。適用開始は3月10、13、17日といった案があるが、自治体の作業を考慮すると13日が適しているとの意見がある。

朝日新聞 2023/02/10 12:05 (JST)
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