米電気自動車(EV)大手テスラが、36万2758台のリコール(回収・無償修理)に乗り出す。同社の運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)ベータ」の影響で事故を起こす可能性があるという。米高速道路交通安全局(NHTSA)が16日に公表した。

対象は、FSD機能がついた2016~23年に製造された高級セダン「モデルS」とSUV「モデルX」など。NHTSAによると、FSDの影響で、車が一時停止の交差点に完全に止まらずに進入したり、右左折専用の車線を直進したりする可能性があるという。今月14日の時点で関連とみられる報告は18件で、けが人などは報告されていないという。

朝日新聞デジタル
2023年2月17日 8時45分
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