今月中旬に陸上自衛隊石垣駐屯地が開設される沖縄県・石垣島(石垣市)で5日、自衛隊車両の駐屯地への搬入が始まった。

同日午前7時40分頃、石垣港に陸揚げされていた車両数十台が、次々と港を出て公道を走行し、約10キロ離れた駐屯地に入った。港近くでは、自衛隊配備に反対する住民ら約30人が、沖縄県警の機動隊員が警備をする中、反対の声を上げた。

 同駐屯地には、警備部隊やミサイル中隊が置かれ、「12式地対艦誘導弾」や「03式中距離地対空誘導弾」が配備される。

陸上自衛隊石垣駐屯地に搬入される自衛隊車両(5日午前8時40分、沖縄県石垣市で)
 南西諸島の防衛態勢強化のため陸自駐屯地建設を進めてきた防衛省は、2016年に与那国島(与那国町)、19年に宮古島(宮古島市)と奄美大島(鹿児島県)で駐屯地を開設しており、石垣駐屯地が最後になる。

読売新聞2023/03/05 11:12
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230305-OYT1T50050/