福井県鯖江市の民家でニホンオオカミのものと先祖代々伝わってきた頭骨が、このほど福井市自然史博物館に寄贈され、調査の結果本物と判明した。
頭骨は、病人の枕元に置いて魔よけとしたり、治癒を祈って貸し出したりといった「オオカミ信仰」に使われてきたもので、伝承通り、室町時代から江戸時代初期の1600年前後のものと推定されるという。

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鯖江市吉江町の男性から2021年10月に、福井市自然史博物館に寄贈された。
同博物館は、オオカミ特有の額や下あごの形状、頭骨側面の神経が通る穴の数からニホンオオカミと断定。民間の調査機関の協力も得て、骨の中から抽出したコラーゲン内の炭素濃度を基に生息していた年代も測定した。
海産物を食べていたとみられることも分かった。

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福井新聞 2023年3月15日 午前11時30分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1744618