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そしてすでに佐賀空港が建設されて以来、排水がおこなわれている国造搦樋門の付近では、低塩分海水や食害によってノリ葉体が消失するバリカン症と呼ばれる被害が増えていることが訴えられ、諫早干拓や筑後大堰の国策を経験してきた漁師は、「空港ができて24年間、バリカン症でどれほどの被害が出ていると思っているのか。私の実感としては24年間一組合当り100億円、計600億円ほどは被害が出ていると思う。新たに駐屯地を建設する話を持ってくる前に、このバリカン症に関する補償が先だ。これ以上排水が増えれば樋門の沖にある南川副が種付けをおこなっている海域にまで影響が出る可能性もある。そうなればノリ養殖は終わりだ。オスプレイは米軍では飛行停止になっているし、墜落したらいろんな物質がまき散らされるかもしれない。ノリは嗜好品で絶対必要ではないため、なにか事故があったさいのイメージダウンは想像以上だと思う。知事がこのオスプレイの駐屯地について勝手に受け入れを表明したのだから知事にしっかりいっておいて下さい。公害防止協定は県と漁民の話し合いで決まるものであって防衛省はその次だ」と話した。