支援必要な子どもに“第3の居場所”提供 雲仙市に施設完成

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20230322/5030017510.html
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不登校や保護者が病気などの理由で支援が必要な子どもたちに居場所を作ろうと、
雲仙市に新たな施設が完成し、21日、記念のセレモニーが行われました。

この施設は、支援が必要な子どもたちに「学校」と「家庭」に続く「第3の居場所」を提供しようと、ひとり親家庭を支援する団体が
「メットライフ財団」などの支援を受けて開設したもので、21日、開所式が開かれました。
式では、雲仙市の金澤市長が「子どもたちにとって温かい家庭のような居場所となるように、
市も施設と連携して取り組んでいきたい」とあいさつしました。

施設では子どもたちがスタッフの支援を受けて勉強をしたり、食事をしたりできるほか、
自宅で入れない子どものための風呂場も設置されています。

利用できるのは、原則、雲仙市内に住む小学校低学年の児童で、保護者が病気などで家庭だけでの子育てが難しかったり、
不登校などで放課後、児童クラブが利用できなかったりする場合を想定しているということです。

「ひとり親家庭福祉会ながさき」の山本倫子理事局長は「雲仙市は行政だけでなく民間の活動が盛んなので、
その中で子どもたちがほっとできる居場所をつくっていきたい」と話していました。

この施設は、来月から利用が開始される予定です。

03/22 12:13