※3/25(土) 11:42配信
FNNプライムオンライン

「このジャラジャラ、なんのためにつけてたの?」

こんなつぶやきとともに、レトロ感あふれる写真がTwitterに投稿され、ちょっとした反響を呼んでいる。

懐かしい手作りインテリア「珠のれん」
写真の「ジャラジャラ」とは、昭和世代には懐かしい「珠のれん」のことを指しているようだ。今どきのZ世代は知らないかもしれないが、昔は居間と台所の間などを「珠のれん」で仕切っている家はよくあった。

紐を通した木の玉同士がぶつかる音が面白くて、子供の頃「ジャラジャラ」揺らして遊んだ思い出がある人も多いのではないだろうか?

調べてみると、そもそも「珠のれん」は“そろばんの町”として知られる兵庫県小野市で昭和25年(1950)に考案されたそうだ。しかし近頃は大きなインテリアショップでも「珠のれん」はなかなかお目にかからない。

現在、日本で「珠のれん」を作っているのは同市にある大正13年(1924)創業の木工品メーカー「ヒョウトク」で、同社によると最後の1軒だという。

電卓の登場で「珠のれん」が誕生した!?
なぜ「珠のれん」は昭和に大ヒットしたのか?そして全盛期はどれだけの需要があったのだろうか?「珠のれん」の歴史に詳しい、同社の社長で現在78歳の近田正義さんに聞いてみた。

――今「珠のれん」を作っているのは「ヒョウトク」だけ?

木材を使った「木珠のれん」は当社だけですね。昔は輸入品があったんですけど、それもここ10年くらいは途絶えているようです。


――ヒョウトクの「珠のれん」のこだわりとは?

木玉だけでは「珠のれん」本来のサラッとした感じが出ないので、木玉と木玉の間に6ミリの小さい樹脂玉を挟んであの爽やかな感じを出しています。


――「珠のれん」を最初に作ったのはヒョウトクなの?

みなさんそれを尋ねますが、どちらかと言えば後発なんです。「珠のれん」を最初に考えた会社は2つ候補があるんですが、どちらも今はなくなってしまいました。

続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2e4d9cf688150b08a684a5975624c0313f0e607