横浜市が27日発表した2022年中の人口動態調査によると、住民基本台帳に記載のある外国人人口は7399人増加し、12月末時点で過去最大の10万6641人になった。新型コロナウイルス禍の影響が和らぎ、留学生などが戻ってきているという。

国籍・地域別では、中国が21年比で1152人増となり、ネパール(同865人増)、インド(同713人増)と続いた。在留資格別では留学と永住者の増加が大きかった。

同市の人口は21年比で2434人減となり2年連続の減少だった。出生数と死亡数の差を示す「自然増減」は1万5739人減で、減少幅は大幅に拡大した。転入者と転出者の差を示す「社会増減」が1万3305人増で増加幅は拡大したものの、自然減の減少幅を補えなかった。

日本人を含む国外からの転入は1万8876人にのぼり、21年比で2倍超となった。その結果、国外からの転入超過は7407人となり、他の道府県からの流入超過(8323人)とともに市全体の社会増に寄与した。

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