富裕層の外国人観光客の需要を見込み、東京に外資系の超高級ホテルの進出が相次ぐ。JR東京駅前では、イタリアの高級ブランド・ブルガリが日本初となる「ブルガリホテル東京」を4日にオープンさせた。

 三井不動産が手がけた東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)の40~45階に入り、立地や眺望、インテリアが売りだ。全98室で、1泊約25万円から。最も広いスイートルームは400平方メートルある。

 今秋開業する森ビルの高層ビルには、二つのホテルが入る。虎ノ門ヒルズステーションタワー(港区)にはハイアット系列の「ホテル虎ノ門ヒルズ」、麻布台ヒルズ(同)にはアマン系列の「ジャヌ東京」ができる。

 野村不動産とJR東日本が手がけ、芝浦地区(同)で建設中のビルには、2025年度にアコーによる「フェアモント東京」が入る予定。28年には、三菱地所のトーチタワー(千代田区、高さ約390メートル)に、最高級ホテルブランドの「ドーチェスター・コレクション」が開業する予定だ。いずれも日本初進出となる。(高橋豪)

朝日新聞 2023年4月5日 19時07分
https://www.asahi.com/articles/ASR4566MJR45ULFA01J.html