中国軍は9日、台湾周辺で2日目となる軍事演習を行い、台湾に対する正確な攻撃のシミュレーションを実施した。
台湾国防部は0800GMT(日本時間午後5時)時点で、戦闘機「スホイ30」など中国軍用機70機、艦船11隻が台湾海峡周辺で活動しているのを確認したと発表した。
中国国営テレビによると、台湾周辺での戦闘準備のための巡回と演習が続いている。「統合作戦指揮センターの統一的な指揮の下、複数種類の部隊が台湾島と周辺海域の重要目標に対する共同精密攻撃のシミュレーションを実施し、台湾島周辺の攻撃態勢を維持し続けている」と報じた。
関係者はロイターに対し、中国は台湾の南西部沿岸の海域で「外国の軍事目標」に対する空と海の模擬攻撃を行なっていたとし、「台湾だけがターゲットではない」とした上で、「非常に挑発的だ」と述べた。
2023/4/10
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/04/post-101346.php