南アルプス笊ヶ岳で滑落の女性救助 同行者も自力で下山
05月07日 16時28分

6日、南アルプスの「笊ヶ岳」で下山中の40代の女性が滑落し、身動きが取れなくなっていましたが、7日朝、無事、警察に救助されました。
また、女性に同行していた男性は6日夜のうちに自力で下山したということです。

6日午後6時すぎ、山梨県と静岡県にまたがる南アルプスの「笊ヶ岳」で登山に訪れていた山梨県早川町の40代の女性が下山中に滑落したと同行していた男性から警察に通報がありました。
男性は6日夜のうちに自力で下山し、警察と消防は男性の話を手がかりに7日午前5時から10人余りの態勢で残された女性の捜索を行っていたところ、午前6時すぎに山の中腹付近で女性を発見して救助したということです。
警察や消防によりますと、女性は整備されていない山道を下りていたところ20メートル余り滑落し、全身を強く打って身動きが取れなくなり、山中で夜を明かしたということです。
女性は病院に搬送されて手当てを受けていますが、意識はあり、命に別状はないということです。
早川町によりますと、笊ヶ岳は標高およそ2600メートルで、登山道の入り口から山頂までの標高差が2000メートルと高く上級者向けの山だということです。