https://gentosha-go.com/articles/-/50488
■「寝不足」と「依存症リスク」の関係
 日本人は世界的にみても寝不足です。
しかも寝不足の人、つまり睡眠負債を抱えた人は、のちに依存症を発生するリスクを高めるという研究結果があります。
事実、アルコールのほかニコチン、カフェインなどの物質に過度に依存し、切らすと離脱症状が出るなど精神的身体的な依存状態の物質乱用者は
不眠症など睡眠障害を合併する方もいます。

精神医学的な飲酒の依存症判断に用いるスクリーニングテスト(*1)では、日本人はアルコール依存症に近い得点を取る人が多いような気がします。
私も禁断症状などの離脱症状がないだけで、まあまあ飲んでいるほうなのだなと驚いたことがあります。
このコロナ禍で少し変わったかもしれませんが、日本の社会人には飲酒文化が根づいているようです。
こうした日本人の不眠症とアルコールの関連は興味深いテーマです。

■「寝酒」がもたらす悪循環
ナイトキャップといって、入眠を誘う習慣としてアルコールを利用している人もいらっしゃるのではないかと思います。
実際、眠気は誘うのですが、中途覚醒と早朝覚醒をもたらし、眠りのリズムを乱してしまいます。
また眠るためのアルコール摂取はだんだんと耐性がつき、飲酒量が増えていきます。
そのため、アルコール依存症を発症するリスクを考えると就寝前飲酒はおすすめできません。

■アルコール依存症になれば、「睡眠」はさらに悪化
アルコールはレム睡眠を阻害し、レム睡眠が出現したときには悪夢をもたらし、睡眠の恒常性を乱すことが指摘されています。
アルコール依存症患者は飲酒直後よりも、アルコールをとにかく欲してしまう離脱症状時に悪夢をみることも調査でわかっています。
ここからは、アルコール依存症患者の断酒継続のための自助グループに参加している方に協力していただいた研究の結果(*2)をご紹介します。

<断酒継続時と断酒前の離脱症状時の比較>
現在(断酒継続時)より過去(断酒前〈離脱症状時〉)の睡眠において、不眠得点が高く、入眠(寝つき)困難、中途覚醒、早朝覚醒、
睡眠の質量の問題、日中の問題と、すべてにおいて評価が低かった──つまり断酒後のほうが睡眠は改善している様子がうかがえます。
また、断酒継続時の夢のほうがポジティブ感情の体験頻度が多かったのですが、夢のネガティブ感情について差はみられませんでした。
「飛ぶ夢」、明瞭夢、夢想起頻度には、断酒前後で差はみられませんが、「落ちる夢」「追いかけられる夢」「目が覚める悪夢」「目が覚めなかった」といった
悪い夢は断酒前(離脱症状時)のほうが断酒継続時に比べて多かったのです。

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